タイゾーさんのレース完走記その1 
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つくばマラソン完走記    2003年11月30日
 つくばマラソンを走るにあたり考えていたことがあったので完走記「のようなもの」を書いてみました。ついでに走ってみていろいろ感じた事もあったのでそれも書いてみました。あくまで自分の少ない経験や感覚をもとにしていますのであまり面白くないかもしれませんがあしからず。

 今回、実に2年振りのフルということでいろいろと考える事はあったんですが、なにより一番心配だったのが「ハンガーノック」。今までトラックレースや短い距離ばかりでそんなに長い距離を走ることがなく、エネルギーを蓄積させるトレーニングをしていなかったせいか、長丁場のレースやトレーニングで「燃料切れ」を起こしやすいことが分かりました。おそらくデュアスロンをやっていなかったら気付かなかったと思います。

 しかも今年は妻の出産や仕事でなかなか時間がとれず(言い訳にはしたくありませんが・・・)一回の最高走行距離も10km程度がほとんど。脂肪燃焼や補給を必要とする距離をこなしていませんでした。自転車にでも乗っていればまだましだったのですが。

 そんな中で走ったのが「手賀沼」でした。実はハーフを走るのも7年振りくらい。どんなペースで走ればいいのか正直すっかり忘れており、10kmレースのつもりで飛ばしたのがいけなかったんでしょう。10kmを過ぎたあたりからスピードが伸びず、残り2kmくらいから力が入らなくなり、最後の1kmは不覚にも三回も歩いてしまいました。ハーフでハンガーノック。ありゃあ、情けな。長い距離への不安がよぎりました。「こりゃ、つくばヤベーな」と。ただ、分かったこともありまして。

 ハーフは10kmのスピードとフルの耐久力のバランスが取れてなければタイムは出せないこと。(よ−するにナメてたんですが。)みんな「効果がある」と言っていた「VESPA」が何故か自分はあまり効果を実感出来なかったこと(飲んだ時間が遅かったのかも・・・。)そしてやっぱり、自分は走りながらしっかり補給を採っておかなくてはならなかったこと。きつかったですが、今思うと出場しておいてよかったと思ってます。「手賀沼」がなければきっと「つくば」でそうなっていたから。それじゃあ、まさに30kmからハンガーノックで失速した二年前の「つくば」の二の舞いです。

 正直、今までトライアスロンでもデュアスロンでもマラソンでも失速した時はちゃんとした補給計画を立ててなかったように思います。そういえば、去年の小松のデュアスロン(ラン10k/バイク60k/ラン20k)ではCCDドリンクとヴァ−ムをブレンドしたドリンクをボトルに入れてバイクに乗ったおかげでハンガーノックにはなりませんでした。ただ、今回はマラソン。ボトルを持っては走れないのでカーボショッツを携帯して走る事にしました。どこかの本で「90分以上の運動をする場合は15分置きに補給を採るのが常識」と書いてあったので、スタート後15分を目安にその時の体調に応じて補給していきました。

 そして今年は例年にないくらい走り込んでいなかったので、最初からサブスリー狙いのペースに惑わされず、30kmまでは十分すぎるくらいしっかり補給をとって温存し、30Kmから飛ばして行くことにしました。多分、今の自分に出来る唯一の戦法だと思います。

 スタートすると、いっしょにいたKenさんやSugaさんはあっという間に行ってしまいましたが、「後で絶対追いつける」と自分に言い聞かせてゆっくりしたペースで走りはじめました。私の場合、あまり走っている時は時計を見ずに、今の自分の身体の動きと状態で走りを見る方なので、1Kmのラップとかは見ていませんでしたが、入りの10Kmが44分40秒というのはさすがに遅いなと思いました。でも、今ここでペースアップして最後に失速したら「だめじゃん」と思い、特に気にせずにそのままのペースで行きました。その後も何度となくペースアップしたい誘惑があり、後ろからどんどん他のランナーに抜かれましたが、&127;「全ては30Kmから爆走のため」にひたすら補給で貯え、ペースを守りました。正確には分かりませんが、ずっと同じペースで行っていたと思います。

 そして、予定よりちょっと早い29Km地点。「今から行けばもしかしたらぎりぎりサブいけるかも・・・」と思った途端、弾かれたようにスピードを上げて行きました。恐らく、今までとても30Km弱を走ってきたとは思えないスピードが出ました。「よし、ここから13Km×1行きます!」と。その後は今までの遅れを取り戻すようなハイピッチで走りました。最後に残しておいたパワージェルを持って。自分を抜いて行ったランナーを全て抜き返すつもりで。(実際、全員抜いたと思います。)

 そして38Km辺りでピンクの走り屋ユニフォームを発見。Sugaさんでした。そのまま一気に追い付き、一気に抜いて行くと「え〜、何で今抜いて行くの〜?」どうも、私はとっくにSugaさんの前を走っていると思われていたようです。お先に、の挨拶をして更にペースアップ。結構きつくなってきてましたが、まだ行ける感じ。2年前はもうこの辺りでは走る力は残っていませんでした。補給さまさまです。

 その後はゴンさん、わぐさん、何故か?タイガさんの声援を受けて追い込むだけ追い込み、最後まで一度も失速する事なくゴール。記録は3時間6分12秒(ネット)でした。今回、走る前からサブスリーは意識していませんでした。それだけのトレーニングを積んでいなかったから。なら、今の自分に出来る走りは何だろう。これからもサブスリーどころか更なる記録更新を望んでいるなら、今回はそのきっかけを見つけられるような走りをあえてしてみよう。どんなに早い記録を出していても後半必ず失速する。なら、自分は後半追い上げ型のレースパターンを模索してみよう。今すぐは無理かも知れない。でも、今年のつくばではそのきっかけが掴めたような気がしました。

 記録はいまいちだったけど、今までの自分にない走りが出来た事は評価したいです。多分、今の自分がフルで2時間50分を切るには、普通の事をやっていては出来ないと思います。何かをやるには常識とは違う事をやらなければ達成出来ない。今回はフルの走り方から言ったらかなりめちゃくちゃだったかも知れません。でも、いつも同じことをやっていてはつまらないし、飛び抜けた結果は出せません。まだ、フルを走るチャンスはいくらでもありますし、来年の長野に楽しみはとっておきます。

 とかいいながら、来年は久しぶりにデュアスロンに復帰するので本当に楽しめるかどうは分かりません。でも、今回のつくばよりはいい走り(記録的に)が出来ると思います。ここまで、心の赴くままに薄れ行く記憶を辿りながら書いてきましたが、この辺にしておきます。長文、駄文につきあって頂き、感謝します。書き終わるまでに時間がかかってしまいすみませんでした。