| HIKOさんのレース完走記その1 |
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| サブスリー達成記 つくばマラソンにて 200年11月30日 |
| サブスリー
って何ですか?そんなことを聞いたと思う。走り屋に入会した頃、諸先輩がフルマラソンを3時間以内で走ることと教えてくれた。でも、ハーフしか走ったことのない自分には、それがどの程度凄いことなのかは分からなかった・・。 「走り屋」は走りに魅了された人たちが、短いレースからフルマラソン、またウルトラマラソンやトライアスロンなど、それぞれが自己ベストを目標にチャレンジしている。日頃の練習方法や考え方、また、その記録にとても良い刺激を受ける。入会当時、週1回程度しか走っていない自分を徐々に変えていったのは、この良き仲間たちから受けた影響が大きかった。リュウさんはタイムも近いことから、私をライバルと言ってくれて、私は少しでもリュウさんに追いつこうと徐々に練習量も増やしていった。すると、記録もベストが続くようになり、走ることが更に楽しくなっていった。 その頃、飲み会で秋のレースが話題になり、タイガさんから「初フルはつくばだね」と勧められ、まだまだ遠い夢と考えていたフルマラソンへの出場を決めた。そして、ゴンさんを真似て朝ランにも取り組みチャレンジした初フルの結果は、ネットタイム3時間24分。フルマラソンを走り切れたことで十分満足だった。2回目春の荒川では、3時間23分。この時、せきぼんさん、440さんがサブスリーを達成し、ボクロンさんもあと少しという記録だった。ボクロンさんは、北軽井沢で背中を見ながら追走して以来、目標にして来たランナー。比べて、自分の記録ははがゆく、次回のつくばは・・という密かな目標を持った。 ゴンさんやはぎさんも登場するHP「サブスリーへの道」がある。そこには、サブスリーを達成した方の練習方法等も紹介されており、感じたのは絶対的な練習量にあるということだった。そこで、ゴンさんは、「自分に限界をつくらない。強い意志を持つ」ことを書いている。その彼が、いつも「HIKOさんは絶対サブスリーできるよ」と励ましてくれた。煽てられるとその気になるタイプで、冬場の寒さから夜間に切り替えていた朝ランを再開することにした。4時半〜5時起きで、近くの公園まで2qのアップ。1周1qのコースを6周。帰りのクールで計10q。雨や寝過ごして行けなかった日は休みとして、他はできるだけ続けるようにした。6周ではじめたものを徐々に伸ばし、今では11周の計15q走るようにしている。また、週末土日のどちらかは、あの見沼ヘルシーロードをラジオを聴きながらゆっくり34qのロング走を取り入れた。そして、時々メンバーとの高尾山マラニックなどに参加したことは、普段と違った練習が新鮮で、とても良い気分転換にもなった。 走り込みとともに、身体が軽くなれば早く走れるはずと夕食の量を控えたこともあって身体も大分絞れてきた。つくばのエントリーも済み、9月の月間走行距離418q。今まで300も超えたこがことがなかったのに・・。10月オクトーバーラン405q。これだけ走れたことは大きな自信になった。11月上尾シティハーフで1時間23分台。一気にベストを5分短縮し、成果が記録となって表れた。いよいよつくばだ! 前日から雨予想。朝起きると、やはり降っている。青梅のビニール袋を被ってのランを思い出す。会場に入ると、体育館の中はすし詰め状態。雨でアップもできず、何を着て走ろうかと思案していた。わぐさんが、「いよいよサブスリーですね!」と声をかけてくれたが、「いやいや〜」とごまかした。これだけ走り込んできたし、風邪もひかないように注意してきた。ここ一週間はせきぼんさんのカーボローディング法も取り入れた。やれるだけのことはやったのだからという自信はあったが、この天候に身体の冷えを心配し、不安になっていた・・。スタート30分前。まだ大勢の人たちが体育館の中にいる。十分なアップもできないままにスタートすることになりそうだと考えながら、ロングTシャツの上から走り屋ユニフォームを着た。ビニールを被り、外に出ると雨はまだ少し降っている。スタート地点まで歩いていく途中で道路を軽くアップしている人がいる。自分も少しだけ走り、スタートへ向かった。わぐさんが「必ずできますよ!絶対できますよ!」と強い口調で気合いを入れてくれた。 「スタート1分前!」雨もほとんど止み、ビニール袋も取った。「バン!」長い闘いが始まった・・。事前に考えていた5qごとのラップは、q4分〜4分半。まず筑波大構内を一周する途中で5qの表示。19′45″で入りはやや早い程度。学園東通りの10q地点では、20′16。途中の給水ではスポーツドリンクを取るようにした。15q地点では、21′04とイーブンで走っていたつもりが1分遅くなっている。そして、後ろからのランナーにどんどん抜かされている。でも、qにして12秒程度、身体にきているわけではないし、少しだけ意識的にペースをあげてみた。先程抜いていったランナーのグループをペースメーカーに見立てついていった。県道つくば真岡線を南下して20q地点で20′32と持ち直すことができた。ここで、クリップポケットに忍ばせてきたエナジーアップタブを一粒ずつ噛んで走った。ナポ店長の教えのとおり、エネルギー切れを起こす前に4粒ほど早めに摂取しておいた。 ハーフが過ぎ、後半最初の25q地点は20′41でペースは守っている。沿道で応援してくれている人にも手を挙げる余裕もあった。エキスポ大通りに入り、最初の給水でオブラートに包んだ塩を飲んだ。30q地点で21′15と徐々に足にきだしたようである。でも、ここからが本当の勝負である。荒川でガクンと失速しているので、同じ失敗は繰り返したくなかった。残りのタブを4粒口に含み、あと12qを頑張るしかないと気合いを入れた。このレースに参加する前、ちびっ子ランナーが事故に巻き込まれ亡くなっており、走り屋の練習にも来ていた関係でメンバーも一様に驚き無念であった。ご冥福を祈るとともに健康で走れることに感謝しながら黙々と走り続けた。 学園西大通りに入ると、一度走っている強みか、あともう少しだと前向きになれた。35q地点で21′45″。徐々にきつさが増してくる。残り7q自分との闘いであった。するとメンバーのタイガさん、ゴンさん、わぐさんの姿が見える。「HIKOさん!いけるよ!絶対いける!」涙が出そうなくらいうれしい応援であり、「もうここまで来たからには、絶対やってやる」という信念がさらに強まった。 腕を強く振ったり、棒のようになってきた足を何とか前に前に出そうと頑張った。40q地点で22′34″。もうペースなど考えられない。なんとかゴールまで辿り着きたい。ゴールのグラウンドが見えた時、やっとサブスリーを確信することができた。 2時間57分49秒。初フルでは満足感からか涙目になったことから、もしサブスリーを達成したら号泣してしまうのではと思っていたが、不思議とそれはなく、安堵感で一杯だった。kenさんも間もなくゴールし、初フルでサブスリーの快挙を達成し、お互いの健闘を称え合えた。他メンバーも続々とゴールしてくる。仲間っていいなぁとつくづく思う。走り屋入会当時は、ハーフ1時間46分程度。陸上経験があるわけでもなく、katsuさんが「頑張れば誰でもできるということを、HIKOさ んが見せてくれた」というような言葉をいただきました。 今まで、文才もないので走録は書いたことはなかったのですが、走ることの楽しさや仲間のありがたさ、また、目標をもってやれば誰でもできるということを伝えられればと思います。「我以外、我が師」「継続は力なり、為せば成る」 H15.12.2 HIKO |